旧掲示板のログ |
読み取り専用です。書き込み、削除はできません。
検索機能を使うと便利です。
掲示板下部から、「ページ」又は「記事番号」指定で移動する事もできます。
調べたところによると、
第12話「わっ!パパがキスしてる!」 巽が、朝食の準備をしていると、静華は、朝はパンじゃなきゃイヤだと言い出す。 涼は、オムレツにニンジンが入っていると文句を言う。 てんてこ舞いの朝、子供たちを送り出すと、そこに残ったのは、山積みになった使用後のお皿。ちらかされたリビング。 彼は、俺がやるしかないのか。独り言を言って、売れっ子作曲家から、主夫に変身した。 エプロンを掛け、皿洗い。掃除機掛け、拭き掃除。それが終わると、料理番組を見てメモを取る。下手な主婦顔負け状態。 そして、仕事の合間を縫って、雑誌社からの取材を受け、それが終わると、買い物と、せわしなく時間が流れていく。 帰ってきて、作曲の仕事していると、美加がお腹が痛いと言い出した。 巽が、医者に連れて行くと、そこには黎が哲也と来ていた。 美加の症状は思ったより軽く、その後、黎たちと遊園地へと遊びに出かけた。 帰ってくると、一通のエアメールが届いていた。 差出人は、別れた妻からだった。子供たちに宛てたものだったが、開封すると、まもなく日本へ帰って来るという。巽は、一抹の不安を覚えた。 翌日、黎は、幼稚園帰りに、美加を連れて巽家へと寄った。 ツヤ子が商店街のくじ引きで、湯河原温泉招待のキップが当たったので、巽たちも、家族で一緒に行かないかと、誘った。 巽は考えておく、と答えたが、翌朝、些細なことで黎とケンカになり、行くのを取りやめた。 それを知った子供たちからは、納得がいかないと猛反発を受ける。 そんな時、別れた妻から国際電話が掛かってきた。週末に帰国するから、子供たちに会いたいという。 巽は、早速、湯河原温泉へ行くことにした。それはもちろん、別れた妻と子供たちを会わせないためである。 日高は、黎と楽しい旅行になるだろうと期待していた。だが、後から巽の車が到着し、日高のショックは、あまりにも大きかった。 反して、子供たちは大喜び。だが、涼は、部屋にはいると、この温泉、パパとママが離婚して、しばらく経ってから、一度来たことがあるという。 克麻も、遠い記憶の中で、それを思い出した。 巽は、ママのことなど話すな、という。克麻も思い出すなという。 静華は、新しいママを早くもらってと言うが、涼は、ママが戻ってくるところがなくなると寂しがる。 だが、涼を除く三人は、新しいママでいいという。静華は、哲也君のママと一緒になればいい、とまで言い出す始末だった。 話しが終わり、克麻は温泉へ入りに行った。彼はいつもの調子で、悪さをした。露天風呂の中におしっこをし、男湯と女湯ののれんを掛け替えた。 旅館では、大問題に発展し、巽と黎は平謝りするのだった。 夕食になって、巽は克麻に、おあずけをさせた。言い聞かして、もうイタズラはしないと言うので、食べさせることにした。 だが、黎は、相当酷いイタズラで、こんな簡単に済まされることではないと、克麻のパンツをめくり、尻を叩いた。 悪いことは悪いと、叱って下さい。哲也の教育にも影響します。巽さんは、子供に甘すぎると、意見がぶつかり、黎と哲也は、宴会場から退席した。 夜になり、子供たちが寝静まった頃、巽は、黎の部屋に謝りにでかけた。 黎は、丁度温泉から上がってきたところで、廊下で出会った。 そして巽は、すまなかった。意地を張りすぎていたと、素直に謝った。 子育てが、互いに大変だということを、再認識した。 巽は、どうだろうこの際、ぼくが哲也君のパパになるから、君が、美加たちのママにと、遠回しに口説いた。 そしてやさしく、キスをした。だが黎は、結婚承諾のキスじゃない、仲直りのキスだと。 そして、黎は、条件を出してきた。浮気は絶対にしないこと。外で仕事をさせること。家事・育児は、公平に分担すること。 全部守るのだったら、結婚してあげてもいいと言った。 それは、こっちのセリフだ。君みたいな、気の強い子持ち女と結婚してやろうなんていう、ボランティア精神豊かな男なんて、そういないよ。 失礼ね、私これでもねもてるのよ。 それはもてるだろう少しは。女が不足してるからな。 あなたは四十でしょ。それで4人の子持ちよ、それで体力、精力、持久力、なにもないないづくしの誰がもらってくれるの。 テクニックがある、テクニックが。二人の言い争いは続いた。 翌朝、克麻が夕べのキスシーンを見たというので、子供たちに、二人は結婚するんでしょう。いつするのと、問いつめられた。 だが、冷静だったのは涼だった。日高が黎のことを好きなのを知っていたからだ。 日高も、夕べのキスシーンを目撃しており、先立つ不幸をお許し下さいと、置き手紙を書いて、いなくなっていた。 巽は、日高のことが心配になったのと、用事があるからと言って、一旦自宅に戻った。 用事とは、別れた妻が、自宅にやってくるのではないかという不安だった。 案の定、日高がやってきたが、客が来ると言って、追い払った。 電話が鳴った。別れた妻からだった。 彼女は、これから子供たちに会いたいと言ったが、巽は子供たちはいない。会わせないと言った。 だが、彼女は家にやってきた。 話し合いが終わって、巽は湯河原温泉へ行くと、日高から女と逢ってると、電話が入っていたらしく、子供たちや黎からは非難された。 怒った黎は、一足先に帰宅し、巽たちも旅館を出た。 帰宅すると、感のいい涼は、パパが会っていたのはママじゃない。物置にあった、ママの荷物がないという。 巽は、それは捨てた。おまえたちには、もっといいママを見つけてやると言った。 そして、静華に、哲也君のママ好きなんでしょうと聞かれると、大きくうなずく、巽だった。 です。 |
ERROR:該当するツリーデータを読み込めませんでした。